ツアーに参加していた女性は当時のことをこう振り返った。
「最初は男性が冗談でやっているのかと思っていたの。来園客をもてなすのが彼らの仕事だからね。事の重大さに気付いたのは男性が地面に尻もちをついて倒れた時で、その場にいたみんながパニックになったわ。」
「その日は動物園をツアーで回っていて、ライオンの檻で最後だった。ガイドの男性は自分で立ち上がり、歩いて車まで行って走り去っていったわ。あの時はまるで痛みを感じていないように歩いていたけど、彼の指の皮膚は全て剥がれ、第一関節から先はなくなっていたの。」
なおジャマイカ動物園は「これは起きてはならないことで悲劇である」と声明を発表し、男性が同園と契約して働いていたガイドだったことを明かした。ただ名前や怪我の状態などについては公表しておらず、事故の詳細はジャマイカ動物虐待防止協会(JSPCA)が調査を始めている。
怪我をした男性には「自業自得」「相手はライオンだからね。口の近くに指を出したらどうなるか分からないはずがない」「2019年に同園を訪れた時、この男性は同じことをしていたよ。指を失って学んだことは大きいね。動物をもてあそぶからこんなことになる」「動物への敬意が全くない」「同情はできないね」といった非難が殺到しているが、一方で「誰も彼を助けようとはしなかったの? 動画を撮るのに夢中だったわけ?」「止める人はいなかったの?」といったコメントもあがっている。
ちなみに昨年9月にはクリミア自治共和国のサファリパークで、1歳男児がトラに親指を引きちぎられる事故が発生した。母親は男児を抱っこしてトラの囲いの柵近くに立っていたという。
画像は『Ms blunt from shi born “PRJEFE” 2022年5月22日付Twitter「Show off bring disgrace」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)