一家はマーリーが生後9週の時から一緒に暮らしていたという。
アマンダさんはマーリーについて「優しくて家族を常に守ってくれる犬で、それまでは攻撃的になったり唸り声をあげたことはありませんでした。マーリーが息子を噛んだ理由として唯一考えられるのは、その日の夕食だったステーキを食べていたマーリーをブラントリーが撫でようとしたことです」と述べ、「安楽死という選択をせざるを得なかった」と明かすとこう続けた。
「担当の外科医には『犬に襲われる事故はペットによるものがほとんどだ』と言われました。実はクリストファーも子供の頃、シベリアンハスキーに襲われたことがあり、マーリーはみんなで彼を説得して飼い始めた犬でした。」
「私たちはマーリーに対する敵意などは一切ありませんでしたが、子供たちには『マーリーは眠りにつくのよ』とだけ説明し、警察の勧めで安楽死処分にしたのです。そんな状態ですから、子供たちはマーリーにお別れを言うことはありませんでした。」
「マーリーはブラントリーが2歳の時に自分で選んだペットで、それからはいつも一緒でした。だから事故が起きた後でも『マーリーは悪くない。他の犬はいらないからマーリーを返して欲しい』と言っています。でもどんなにお願いされても、マーリーを手元に置いておくことはできなかったのです。」
なおブラントリー君は右側の口が半分に引き裂かれてしまい、まずは口角を作る手術が必要だという。ただこれからどれだけ手術が必要なのかは経過をみないと分からないそうで、アマンダさんは顔の形成手術などのためにクラウドファンディングサイト『GoFundMe』を立ち上げて寄付を呼びかけている。
ちなみにこのニュースには「早く回復しますように」「どんなに可愛い犬であっても、子供のそばでは大人が監視すべき」「犬が子供の寝室でステーキを食べていたの? 起こるべくして起きたのでは?」「何度も同じようなニュースを聞く。飼い主はいい加減、過去の事例から学ぶべきだ」「子供にとって、トラウマになる」「犬も可哀そうだ」といった声があがっている。
画像は『The Mirror 2022年5月18日付「Beloved family dog tears off boy’s cheek after stroking her while pet ate steak」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)