2月10日、アメリカの動物管理担当官のもとに「老犬で弱っている野良犬がいる」と地元住民から連絡が入った。担当官が犬を保護して埋め込まれていたマイクロチップをスキャンしてみると、なんとその犬は12年前に行方不明届が出されていた飼い犬であることが判明した。飼い主と連絡を取ることができ、長い間寂しい思いをしていた犬は12年越しに飼い主と再会したという。『TODAY』などが伝えている。
米カリフォルニア州サンホアキン郡保安官事務所の動物管理担当官であるブランドン・レヴィンさん(Brandon Levin)のもとに「(同郡の)ストックトンの近くに、年をとっていて体調の悪そうな野良犬がいる」という旨の連絡が入った。ブランドンさんが現場に駆けつけて犬を発見すると、連れて帰って保護することにした。
それから犬にマイクロチップが埋め込まれていることが分かりスキャンしてみると、犬は“ゾーイ(Zoey)”という名前であることが判明した。さらにゾーイは発見場所のストックトンから約100キロ離れた同州コントラコスタ郡ラファイエットで、2010年に行方不明届が出されていたことが分かった。ゾーイがあまりにも長い間行方不明だったことからマイクロチップ会社は、2015年にゾーイを死亡扱いにして登録していたことも明らかとなった。
マイクロチップには飼い主ミシェルさん(Michelle)の電話番号が登録されており、ミシェルさんは同州ソラノ郡ベニシアに引っ越していたものの当時と同じ電話番号を使っていたため、ブランドンさんはミシェルさんと連絡を取ることができた。
ミシェルさんはゾーイが生後半年の時に保健所で出会い、それから半年ほど一緒に過ごしていた。ある日ミシェルさんが店の前でゾーイを待たせて店内に入り、