首輪をしたまま自宅近くに現れた迷子犬が火災をいち早く知らせ、保護してくれた家族の命を救ったと話題を呼んでいる。半年以上飼い主が見つからなかった犬だったが、今回の勇敢で賢い行動がFacebookで拡散されると、ついに飼い主が見つかり再会することができたという。『The Western Journal』などが詳細を伝えた。
米バージニア州ワイズ郡ビッグ・ストーン・ギャップ在住のチャリティ・ゴロウェイさん(Charity Golloway)は5月28日、自宅近くで1匹の犬が歩き回っていることに気付いた。
首輪をしていたため飼い主と離れていたのだろうと思ったが、数日経っても同じ場所にとどまっていたという。迷子犬だと察したチャリティさんは、犬の写真を撮ってFacebookに「誰か迷子の犬を探している人がいたら連絡をください!」と投稿した。
飼い主が現れるまでの間、チャリティさんは自宅から5フィート(約1.5メートル)の場所に簡易的な犬小屋を用意した。すると犬はそこに寝泊まりするようになり、フレンドリーな犬を気に入ったチャリティさんは“バター(Butter)”と名付けて2人の子どもたちと一緒に可愛がっていた。
しかしいつまで経っても飼い主らしき人物からの連絡はなく、そのまま半年以上が経過した今月2日午前2時、外にいたバターが突如激しく吠え始めたという。当時既に就寝していたチャリティさんだったが、普段はあまり吠えることがないので「何かおかしい」と感じて窓からバターの様子を確認すると、