2020年4月のことだった。心配されていた妊娠経過も特に問題はなく、右の子宮に宿った赤ちゃんは順調に成長していったそうだ。そして2021年1月2日、体重6ポンド(2721グラム)のジョジーちゃん(Josie)が誕生した。
その後、家族3人で幸せな日々を送っていたキャロラインさんだったが、出産から半年が過ぎた6月、両親と外食に出かけていたところ急な吐き気に襲われたという。
「最初は父の運転に酔ったかと思ったのですが、この症状はもしかして…と頭の中に浮かんだのです。そして翌朝、出勤前に妊娠検査薬で調べてみると陽性で。『大丈夫?』と聞いてきたネイトに笑顔で検査薬を見せました。私たちはその結果に興奮してニヤニヤしていましたが、リスクのことを考えると怖くもありました。」
そう明かしたキャロラインさんが病院で診察を受けたところ、今度は左の子宮に赤ちゃんが宿っていることが判明し、すでに妊娠10週に入っていることが分かった。
2度目の妊娠も正常だと診断されていたキャロラインさんだが、陣痛がはじまったのは妊娠33週5日と早く、2021年12月26日に体重5.5ポンド(約2494グラム)のブルックス君(Brooks)を出産した。早産児として誕生したブルックス君は、NICU(新生児集中治療室)に9日間入院したのち、無事に退院したそうだ。
妊娠は難しいと診断されながらも2人の子宝に恵まれたキャロラインさんは現在、不妊治療の大変さを理解してもらおうと自らの経験をTikTokで共有し、次のように述べている。
「不妊であることと、不妊かも知れないと思うことは全く違うことです。母親になりたいと願う女性は諦めないでほしいし、医師の言葉を全てだと思わないでほしいです。私が妊娠中だった時には同じような境遇の女性に出会うことはなく、話を聞くこともできませんでした。なので私の妊娠、出産経験をシェアすることで誰かの役に立てると嬉しいです。」
画像は『Metro 2022年3月8日付「Mum gives birth to two babies in one year – from separate uteruses」(Picture: Caroline Wortman/SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)