英北西部チェスターにあるチェスター動物園で先月末、木柱のてっぺんに乗った猿が飛んできたカモメを鷲掴みにし、執拗に襲う姿が捉えられた。当時のサルの残酷な攻撃は動画に収められ、『MyLondon』などが伝えて拡散している。
映画『キング・コング』(1933年米公開)を彷彿させるようなワンシーンが先月26日午後1時半頃、家族連れで賑わうチェスター動物園で繰り広げられた。
同映画では、エンパイアステートビルに登ったキング・コングが飛んでくる飛行機を掴んで投げ飛ばすが、約6メートルの高さの木柱に乗ったサルは、なんと目の前に飛んできたカモメを鷲掴みして執拗に攻撃した。
当時の様子は息子ドミニク君(Dominik、5)や元パートナーと一緒に同園を訪れていたベック・アダムソンさん(Bec Adamson、32)がカメラで捉えており、サルはカモメの頭を両手で掴むと何度も木柱に叩きつけた。またサルが手に付いたカモメの血を舐める様子も映っており、ベックさんは当時の様子をこのように語った。
「私が動画を撮り始めると他の人も木柱に目をやり、その数はあっという間に100人ほどになりました。サルは賢く、非常に攻撃的で怒りに満ちていました。周りにはたくさんのカモメが飛んでいたのに、サルに襲われた個体は不運としかいいようがありません。」
「サルの攻撃は5分も続き、カモメがぐったりすると木柱の上から放り投げて下に降り、死骸の中身を取り出して食べたのです。」
「私たちはあのサルの残酷さに慄く一方で、『いったい次に何が起きるのだろう』と目を離すことができませんでした。」
ちなみにドミニク君は、