世界保健機関(WHO)は今月11日、新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック(世界的な大流行)」の状態であると表明した。この感染拡大による経済的打撃は計り知れないが、困窮しているのは人間だけではないようだ。『New York Post』『The Sun』などがタイの観光地の“サルの大暴走”について伝えている。
タイ国内での新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数は、日本時間14日午後10時の時点で82名、死者1名となっており、タイ政府観光庁(TAT)は9日、今年2月の外国人観光客数は前年と比べて44.3%も減少したことを公表した。そんなタイ中部の街ロッブリーで11日、サルが暴走する姿が捉えられ話題になっている。
ロッブリーはタイの首都バンコクから北に約150キロに位置し、クメール王朝時代の寺院のほか“サルの街”として知られている。観光客から与えられる餌によりサルの数が急増し、街に棲むサルの数が数千匹にもなるからだ。しかし新型コロナウイルスの感染拡大により観光客が激減、餌をもらえなくなったサルたちも空腹で困っているようだ。
そんなロッブリーのサルの大暴走が捉えられたのは今月11日で、動画では車が行き交う通りを数百匹のサルが我が物顔で走り回っている。
すると突然、1匹のサルめがけて他のサルたちが興奮状態で駆け寄っていった。目撃者によるとターゲットとなったサルは1本のバナナを持っていたようで、