5年前にブラジルでバーに忍び込んで泥酔した猿が出刃包丁で人間を襲う事件が発生したが、またもやこの国で民家の台所からナイフを盗んだ猿が暴れ回った。住民は迷惑をかけられたにもかかわらず猿に情が湧いたのか、“チコ”という名前をつけて可愛がったようだ。『Daily Star』『G1 Paraíba』などが伝えている。
ブラジル、パライバ州の農村部のある民家で現地時間2月28日、“猿の強盗”騒ぎが起きた。その家に住むイリアーヌ・アレクサンドルさん(Eliane Alexandre)は当時、外出先から自宅に戻ると台所に猿がいたことから驚いたという。
猿はナイフを振り回しながら、食器などを破壊して暴れ回った。イリアーヌさんは家族総出で捕獲しようと試みたが、猿はナイフを握ったまま屋根の上に登りその場に座り込んでしまった。
イリアーヌさんら家族は食べ物を与えてその隙にナイフを取り返そうとしたが、猿はしっかりとナイフを握ったままでもらった食べ物をむしゃむしゃと食べていた。また猿は食べ物を与えてくれた人に対して、威嚇したという。
その後、家族がどのようにしてナイフを取り戻したかは伝えられていないが、猿はしばらくして屋根から去っていったものの、