カニーサは仲間から生きる知恵を学び、日に日にたくましくなっているという。
HERDで働くタムリン・ワイトマンさん(Tamlin Wightman)は「HERDにやってきたカニーサは新しい群れに受け入れられ、今では一日中、群れと一緒に過ごしているよ。カニーサに泳ぎを教えたのは群れの仲間たちで、ああやってカニーサを危険から守っているんだ」と嬉しそうに語っている。
なお固い絆で結ばれている象の群れは、カニーサのようなメラニンが欠乏したアルビノや人間のケアを受けた孤児を拒絶することが少なくなく、タムリンさんは「ここの群れはとてもユニークでね。カニーサのような孤児を自分の子供のように受け入れ、第2のチャンスを与えてくれるんだよ。我々人間ができることは本当に限られているんだ」と笑顔をみせる。驚くことに、カニーサを受け入れたのは2002年にジンバブエから保護したジャブラニ(Jabulani)という群れで、16頭の象のうち11頭が孤児だという。
ただ2歳のカニーサは今でもミルクが必要で、夜は夜勤スタッフの監視のもとコンパニオンアニマルである2頭の羊“ラミー(Lammie)”と“ナング(Nungu)”と一緒に施設内で寝ているそうで、タムリンさんは「実は最初にカニーサを浅瀬に連れて行ったのは、私たちスタッフとラミーだったんだ」と明かしている。
ちなみにこの動画には「うわあ。みんなでちゃんと見守っているね」「なんて温かい動画! シェアしてくれてありがとう」「カニーサは本当に可愛いわ」「楽しそう!」「人間と変わらないね!」「まさにピンク色。この子が野生で生きるとなると難しいのでしょうね。でも幸せそうで良かった」「象の楽園だね」といったコメントがあがっている。
画像は『HERD Elephant Orphanage South Africa 2022年2月27日公開 YouTube「An Incredible Swim with Albino Elephant, Khanyisa & Her Babysitters: Limpopo, Tokwe & Fishan」、2022年2月24日公開 YouTube「Pink baby elephant, Khanyisa goes swimming with her herd! | Carer Cam Scenes」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)