「裏から手を回して頑張れよってことだよ」と返してベテランの貫禄を感じさせた。ナイツは動揺しながらも「ああよかった、びっくりした」、「（冗談は）やめてくださいよ！　腹黒のレベルじゃないですよもう！」、「ただ真っ黒なキャラになっちゃうから」と三遊亭円楽が「腹黒」と呼ばれることをいじって笑いに変えていた。

そんな三遊亭円楽が「何かとっておきの話はないか？」と聞かれて「初めてナイツに会った頃に『なんて冷たいんだろう』、『避けられてるのかな』と思った」とぶっちゃけたところ、塙は心当たりがあるらしく初めて『笑点』に出演した時のことを「ちょっとトラウマというか…」と振り返った。大喜利メンバーの楽屋に行き、前もって教わったとおり「お先に勉強させていただきます」と挨拶したにもかかわらず、三遊亭円楽から「勉強するのはおかしいだろう」と怒られたそうだ。土屋によると、それからどうしたらよいか分からなくなって「あいまいな挨拶をしていた」という。

三遊亭円楽は怒った理由を、寄席で新ネタの「勉強をする」ならば分かるが『笑点』は“本職”が芸をやる場なのに「勉強されちゃ困るよな」と説明した。ところが「よし勝ってくるぞ！　客の笑いをとってくるぞ！」との気持ちで向かうべきだと話しながら「でもそれじゃあないなぁ…」と考え込んだ。「なんかあの頃の俺は、一言に十返すようなイメージだったらしい」と思い起こして「オーラがありすぎたのかな」と表現したところ、土屋と塙は「まさにそういうことです！　縮み上がってました！」、「ちょっと近寄りがたかったです」とスッキリした感じでリアクションしており、その理由のほうが腑に落ちたようである。

画像2枚目は『TBSラジオ ナイツのちゃきちゃき大放送　2022年1月8日付Twitter「生放送でのご出演でしたが、いろんな舞台裏をお話しいただきました！」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）