キャンディスさんは「息子は2017年にアラバマ州ハンツビルに行って、バスケットボールのエキシビションチーム『ハーレム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)』の選手に会いに行ったことが今でも忘れられないようです」と過去の楽しかった思い出をシェアし、こう続けた。
「アマーリは選手のサイン入りのユニフォームやバスケットボールを手に入れました。ハンツビルに行く時も帰りもずっと笑顔で、今でもあの日の話をしてくれるのですよ。」
アマーリ君が心の拠り所としているのは2人の従兄で、3人で公園でフットボールをするという。キャンディスさんによると、アマーリ君は他の子とは滅多に遊ばないそうで、従兄のルイス君(Lewis)は「家族や従弟のアマーリと楽しく遊ぶことは好きなんだ。アマーリが遺伝子疾患を持って生まれてきたのは知っているけど、彼は普通の子と全く変わらないよ」と淡々と語っている。
なおNF1は確実な治療法がなく、医師は主に手術で腫瘍を切除するなどの対症療法を行う。キャンディスさんは「ここ数年、息子は化学療法剤による治療は受けていませんが、腫瘍が大きくなるスピードが年々上がっているので、今年は治療を再開する必要があるでしょうね」と述べている。ただシングルマザーのキャンディスさんが働きながらアマーリ君の治療を続けるのは難しく、2015年6月からクラウドファンディングサイト『GoFundMe』で治療費や生活費への寄付を募っている。
キャンディスさんは「少しの寄付でもいい。私たちを助けて欲しい」と述べ、最後にこう訴えた。
「私が望むのは息子の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の向上です。息子は私のインスピレーションでもあるし、天使なのです。いつの日か息子の病気の治療法が見つかって、腫瘍を全て切除できるよう祈っています。」
そしてキャンディスさんの訴えには「本当のモンスターは彼をからかう人たち」「この病気を多くの人に知ってもらいたい。治療法が見つかることを祈る」「応援したい」「母親としての心の痛みをひしひしと感じる」「どうか、助けてあげて」「負けないで。希望をもって!」といったコメントがあがっている。
画像2~5枚目は『Born Different 2022年1月1日付Instagram「The family have set up a GoFundMe」』『Born Different 2022年1月2日付Facebook「Mum Launches Campaign To Treat Her Son’s Tumours」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)