サンジュウシの優勝の決め手について「3人の役割分担がきれいに出来ていて非常に見やすかった。リモートでのあの形(使い方)も良かった」と評して、昨年の『M-1』で優勝したマヂカルラブリーの村上は「『M-1』の決勝に3人で出た人はいないんですよ。そこを目指しちゃって欲しいな」と今後の活躍を願った。
その『M-1』を観て漫才が好きになったという廣瀬さんは「実は今年も出たんですけど、一回戦で落ちちゃって。今回優勝したんで、いろいろ力をつけていっていつか決勝行きたいです。優勝したいです」と意気込んだ。また徳留さんは「『M-1』優勝が“夢”だったんですけど、(今回の優勝で)自分の中で“目標”に変わった気がします」と現実味を帯びてきたという。
今大会についてオール巨人は「(昨年とは異なり出場者が)リモートに慣れてきて違和感なしに見ることができた。みなさん考えてよくやったと思います」と健闘を称えた。そしてお笑いの賞レースが盛り上がりを見せていることについてオール巨人は「僕は嬉しいですよ。昔の漫才ブームよりもそれの何倍もお笑いブームだと思います。いろんなバラエティの総合司会とか大きな番組の司会の方はほとんど漫才とかお笑い出身」「賞レースがたくさんあって嬉しいです。審査員はもうイヤですけど。審査員はもう自分でやりだした審査員しかやりません」とこぼすと、周囲から笑い声が漏れた。
廣瀬さんはからし蓮根、徳留寛翔さんは霜降り明星、田中力さんは見取り図のファンだという。彼らが日本一の高校生漫才師となった翌日に開催される『M-1グランプリ2021』ではどの漫才師が栄光に輝くのか。『M-1』優勝を目標に掲げたサンジュウシも憧れと尊敬の念を抱いて見守ることだろう。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)