容疑者の男がいるとみられる部屋ではなく、誤ってエディさんの部屋に突入してしまったのだ。
突然のことで恐怖に支配されてしまったエディさんは「何かしでかしてしまったのではないかと必死に考えを巡らせましたが、ポイ捨てさえしたことがなかったんですよ」と自身に何か非があるのではとさえ考えてしまったという。
この混乱の中、自宅にいた15歳の息子ジャックさん(Jack)も、銃を突き付けられながらいくつか質問を受けた。また外では他の警察官が怒鳴るようにして「犬だ! 犬がいるぞ!」と叫んでいたという。この犬はエディさんが可愛がっているジャックラッセルテリアとチワワのミックス犬の“アッシュ(Ash)”で、エディさんは「まるでそこに攻撃してくる軍用犬がいるかのような対応をしていて、アッシュが撃たれてしまうのではないかと思いました」と気が気ではなかったそうだ。
最終的にアパート前にはバンが3台と普通車が2台、警察犬部隊と15人の警察官が集まり大騒ぎとなった。これほどまでの厳戒態勢で現場に向かった警察官たちだったが間違えた部屋に押し入ってしまったため、その間に真の容疑者は逃げてしまったという。
誤ってエディさんの自宅に突入してしまったハートフォードシャー警察は「今回のような状況下では公共の安全が最優先でした。少しの時間も惜しかったのです」と述べている。
容疑者ではないと疑惑は晴れたものの、警察の勘違いにより恐怖体験をしてしまったエディさんは、今回の件について苦情を申し立てて法的措置を検討しているという。
画像は『The Sun 2021年11月18日付「OH, SHOOT Terrifying moment armed police raid the WRONG house and drag owner out in his boxers captured by Ring doorbell」(Credit: East News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)