日本では市民を警察官が射殺するということは、まず考えられないだろう。しかし銃社会アメリカでは、警察官の誤った判断で罪のない市民が射殺されてしまうという事件がたびたび起きている。このほど場所同じくアメリカで、善良な市民が警察官が放った銃弾により命を落としてしまった。『New York Post』などが伝えている。
米テキサス州で9月6日の午後10時頃、その日の職務を終えて帰宅しようとした女性警察官がいた。アンバー・レネ・ガイガー(Amber Rene Guyger、30)というこの女性警察官は当時、自宅のドアの鍵を開けようとしたがなかなか開かなかった。それもそのはず、彼女は自宅がある階とは別の階の他人の部屋のドアを開けようとしていたのだ。
この部屋の住人であるボサム・シェム・ジーンさん(Botham Shem Jean、26)はあたりが騒がしいことに気付き、ドアを開けようとした。その瞬間、アンバーはボサムさんに銃を向けて発砲したのだった。撃たれたボサムさんはすぐにベイラー大学メディカルセンターへと運ばれたが、そこで死亡が確認された。
当時、この騒ぎを耳にした住人の女性は「警察官の『ドアを開けなさい! 開けなさい!』という声が聞こえてきました」と言い、また別の女性は「警察官の叫び声が聞こえましたが、何が起きているのかは全くわかりませんでした」と話している。
ダラス警察署の巡査部長であるウォーレン・ミッチェル氏(Warren Mitchell)は、