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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】就寝中コウモリに首を噛まれた男性、狂犬病に感染し死亡(米)

日本国内の狂犬病の感染は、厚生労働省によると1956年に人間に感染、1957年に猫の感染が最後の事例となっている(海外で感染した帰国者を除く)。アメリカでも狂犬病の感染は非常に稀だというが、このほどイリノイ州で狂犬病に感染した男性が命を落としてしまった。男性はコウモリに首を噛まれたものと見られている。『New York Post』『WebMD』などが伝えた。

米イリノイ州公衆衛生局の公式ウェブサイト『IDPH』に、同州で1954年以降67年ぶりに人への狂犬病の感染が確認されたことが報告されて人々に衝撃を与えている。健康と福祉に関する情報ウェブサイト『WebMD』によると、感染した80代の男性は今年8月中旬頃に同州レイク郡の自宅で眠っていたところ、コウモリに首を噛まれて目が覚めたとのことだ。

コウモリは捕獲され公衆衛生局が検査したところ、狂犬病の陽性反応が確認されたという。当局はすぐに狂犬病の治療を受けるよう男性に忠告したが、彼はこれを拒否した。そして1か月後、男性の体調は悪化して首の痛みや頭痛に加え、指の感覚の喪失、会話や腕の動きが困難になるなど狂犬病に感染した時の症状と全く同じ状態に陥り、亡くなってしまったという。

イリノイ州の保健当局によると、アメリカ国内で狂犬病が人間に感染したケースは年に1~3件ほどとのことだが、

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