スーパーの駐車場に車を停めて買い物することわずか10分、車に戻ると車内の隅に大量のミツバチが群がっていた。車に乗ることができず困っていた男性だったが、そこに養蜂家だという老人が現れ「このミツバチをもらってもいいか」と尋ねると、なんと素手で回収したという。『9News』などが伝えている。
豪ニューサウスウェールズ州シドニー在住のリズワン・ハンさん(Rizwan Khan)は、車でレイクンバにあるスーパーへ日用品の買い出しに訪れていた。
駐車場に車を停めて必要な物を買うと、購入品を手にして車に戻ってきた。ところが愛車ジープの周囲には多くの人が集まっており、人々はカメラを手にして何やら騒がしい様子だった。愛車に何かあったのかと不安を胸にリズワンさんが近寄ると、なんと車内に大量のミツバチの姿があった。
リズワンさんはサッと買い物を終わらせる予定だったからか窓を開けたまま車を離れたそうで、その隙にミツバチが車の中に侵入したようだった。当時の様子が動画に収められており、運転席側のドアフレームと天井の間部分に大量のミツバチが群れていた。
リズワンさんは「私のジープを気に入ってくれたのかもしれないね」と軽口を叩いているが、さすがにこの状態では運転して帰ることができない。
どうしたものかと考えていると、1人の老人が現れ「それ(ミツバチ)を私にくれないかい?」とリズワンさんに尋ねた。リズワンさんは「もちろんどうぞ! 全部持っていってよ」と答えたという。
実はこの老人は地元の養蜂家で、素手でミツバチの大群を掴むと用意していた専用の箱に次々と移動させていった。防護服も着ていなかった老人は怒ったミツバチたちに囲まれてしまったが、