カメが異常なスピードで駆け回る姿を捉えた映像が先月29日にInstagramに投稿され、大きな話題呼んでいる。実はこれ、投稿者によって作成されたCGアニメーションなのだ。もちろんカメがこんなに速く走れるはずがなくCGと気づいた人も多かったようだが、妙にリアルな映像に「こんなの初めて見た!」と本物と勘違いしてしまう人が続出しているという。『The Washington Newsday』などが伝えた。
このたび驚きの投稿をしたのは、フィリピンのマニラ出身で米カリフォルニア州バーバンクをベースに活動するアーティストのヴァーノン・ジェームズ・マンラパスさん(Vernon James Manlapaz)だ。
ヴァーノンさんは街や公園などの日常風景の中に、CGを使って動物や食べ物、日用品などを登場させて想像の世界を作り出すアートをInstagramやFacebookなどのSNSに多数投稿している。
これまでに空中を散歩するゾウや巨大な蝶が飛び交う光景、鯉が街中を泳ぐ姿など想像力溢れる面白い作品を投稿しているが、明らかにCG映像だと分かるものばかりだった。
ところが先月29日にヴァーノンさんが投稿した1本の動画は、あまりにもリアルだった。同州にあるディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのエリア“アベンジャーズ・キャンパス(Avengers Campus)”が撮影地となっている映像では、複数のリクガメが円を描くように元気に走り回っているのだ。
ちなみに世界最速とされているリクガメの“バーティ(Bertie)”の走る速さは、秒速0.28メートル(分速16.8メートル)でギネス記録に認定されている。横浜市スポーツ医科学センターによると20代前半の男性の歩行速度は分速87.6メートルというから、バーティは最速といえどもかなり遅いスピードであることが分かる。
これを踏まえて再び動画を確認すると、