店員の速さに追い付くことができなかった。そして商品の山が限界を迎えると崩れてしまい、床に商品が落ちてしまったという。

「店員は私が荷物を詰めるのに苦労していた姿を見ていたはずです。ついにカウンターの上から缶詰が落ちた時には、震えるほど泣いてしまいました。」

「2歳、3歳、7歳の子を見ながら、私は床に膝をついて商品を拾い上げました。店員には『食品のスキャンをするのを止めてほしい。商品を私に向かって投げるようだ』と伝えました。」

一度手を止めてほしいというニコラさんの必死の訴えに対し、店員の男性は「明らかに急いで袋詰めをしようとしていない。あなたは嘘つきだ」と驚きの言葉が返ってきたという。

この騒ぎを聞きつけ他の従業員が事態の収拾にあたり、最終的にレジ係の男性はその場を去ったそうだ。

「駆けつけてくれた店員はとても親切で、理解のある方でした。しかしこの件で私は不安を覚えています。3人の子どもを連れ、会計時にパニックや不安になり、最後に涙を流して店を去ることになる今回のような買い物は、本当に大変なことなのです。」

「担当のレジ係が私の苦労に共感せず、全く気に掛けない態度にショックを受けました。到底受け入れられるものではありません。」

そのように男性店員の対応を批判したニコラさんは、これまで10年にわたって週に2、3回は同店を利用してきたが、最近は速すぎるレジ処理に不安を覚えて利用を避けていたという。

「私はALDIのレジが好きではありません。いつも急ぐような速さですし、場所も狭いのです。でも今回のような酷い経験をしたことはありませんよ。」

「いつかはこうした状況に向き合わなければなりませんが、今回の件でさらに不安を感じています。これからは今回のレジ係には近づかないようにします」と話すニコラさんは、ALDIのカスタマーサービスにこの件を報告した。

ニコラさんの報告に対し、ALDIは「当社の従業員は、お客様一人ひとりに適したペースで仕事をするように訓練されています。ニコラさんには既に謝罪しており、今後もお会いできることを祈っています」とコメントしている。

画像は『Teesside Live　2021年8月14日付「Mum says speed of Aldi cashier left her ‘crying and shaking’ as food piled high」』『LADbible　2021年8月14日付「Shopper Left ‘Shaking And Crying’ Due To ‘Ferocious’ Speed Of Aldi Checkout」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）