カスタマーサービスの良し悪しを判断するにあたっては、店側が客に対しどれだけフレンドリーであるということは重要なポイントのひとつであろう。十分なサービスが得られなかったり、スタッフの態度が悪ければ客は文句を言うが、店側にフレンドリーな対応をされて苦情を言うことはあまりない。しかしこのほど、イギリスのスーパーでスタッフに“フレンドリー過ぎる”対応をされたとある女性が文句を言い放った。『BBC News』『Metro』『cetusnews.com』などが伝えた。
9月21日の『BBC News』では「どのようなカスタマーサービスが客足を遠のかせるか」というテーマで議論を行ったが、討論者5人のうちの1人であったベス・ベラミーさんの発言が話題となり他のメディアでも取り上げられるところとなった。
ベスさんは、正確な場所の明言を避けた上で地元の大手スーパーチェーン店「TESCO(テスコ)」にいるレジ係の“フレンドリー過ぎる”対応に我慢ならないことを話した。
ベスさんの行きつけのTESCOのスタッフは、レジでの対応時に「sweetheart」「babe」「darling」などと呼びかける。こういった呼びかけは何もカップル同士だけで使うのではない。社会でこのような呼びかけに聞き慣れている人には自然に受け流せるものであり、大抵は気にも留めない。しかしベスさんは、TESCOのスタッフに「若いあなたのようなスタッフにそんな呼び方をされると、あてつけに聞こえるしとても不愉快」と文句を言い放った。
正しいカスタマーサービスをすることはどの店にとっても望まれることではあるが、イギリスではカフェやレストラン、スーパーなどで客への呼びかけをフレンドリーにしていることは決して珍しくない。地域によりその呼びかけの言葉は異なるが、ベスさんにとってそうした呼びかけはフレンドリー以上に「馴れ馴れしい」と感じたようだ。しかしそのスタッフは、「気に入らないのなら他のレジに行って」と返してきたという。