海外ではバッハ会長のスピーチを「なんて退屈で恐ろしいスピーチだ、テンションを下げるために考えたのか?」と揶揄して「彼が『Solidarity(連帯)』と何回言えるかという賭けがあったのかもしれない」と皮肉る声まで見受けられた。
『Eurosport UK』公式Twitterが「私たちはこの瞬間を一緒に共有することで団結しています」とあいさつの一部を紹介して、「バッハ会長は、オリンピック開会式での情熱的なスピーチにより、すべてのアスリートの回復力(レジリエンス)を称賛しました」と報じたように素晴らしい言葉もあった。ただ「連帯はまた、平和への3000年前のオリンピックの取り組みを反映しています。連帯がなければ平和はありません。連帯と平和のこのオリンピック精神で…」という調子で「Solidarity(連帯)」を10回以上も使用していたため、うんざりした人が「何回言えるかという賭けがあったのではないか」と発想したのだろう。
ちなみに橋本聖子会長のあいさつがおよそ6分。バッハ会長のあいさつが13分。天皇陛下による開会宣言は13秒だった。乙武洋匡氏はSNSで「バッハ会長の話がめちゃくちゃ長かったのは、森喜朗さんの『女性は話が長い』を身をもって否定してくれたからですよね。え、違うんですか?」と、女性蔑視発言を巡り2月に東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相を絡めて皮肉っていた。
画像2枚目は『#Tokyo2020 2021年7月23日付Twitter「After more than half a century, the Olympic Games have returned to Tokyo.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)