23日に東京・国立競技場で行われた東京オリンピックの開会式で、故ジョン・レノンと妻オノ・ヨーコの楽曲『イマジン』が5大陸の代表歌手らによって歌唱された。パフォーマンス後にはオノ・ヨーコが自身のツイッターを更新し、楽曲についてのコメントを発表した。平和を象徴する同曲は、これまでにもオリンピック開閉会式で何度も演奏されている。
1971年に発表された楽曲『イマジン』は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が想像した「国境やナショナリズム、戦争、宗教、所有権が無く、生命とそのすべての豊かさが平和と調和の中で共有される」未来をテーマにした作品だ。
このたびの開会式で使用したのはオリジナルではなく、ドイツの作曲家ハンス・ジマーがアレンジしたバージョンだ。アジア代表は杉並児童合唱団が会場のステージで歌い、続いてアフリカからアンジェリーク・キジョー、ヨーロッパのアレハンドロ・サンス、アメリカのジョン・レジェンド、オセアニアのキース・アーバンが映像で出演し、それぞれのパートを熱唱した。
その後、楽曲をジョンと共作したオノ・ヨーコが自身のツイッターを更新。ジョンとの懐かしいツーショットを公開して、次のような言葉を添えた。
「イマジン。ジョンと私は共にアーティストだった。一緒に暮らしていたから、お互いに刺激し合っていた。『イマジン』という楽曲は、当時私達が一緒に信じていたことを体現したもの。ジョンと私は出会った―彼は西洋出身で、私は東洋出身。そして私達は、今も一緒にいる。」
平和を象徴する『イマジン』は、