「さて、私はあなたの親御さんにお会いしたことはありませんが、あなたにとって特別な人であったことは理解しています。選んだ職業から、あなたの親御さんがとても親切で思いやりがあって、愛情に溢れた人であったこともわかります。他人を助けるということは、私達ができ得る最も重要な仕事の1つですからね。」
「あなたは孤独を感じているかもしれません。悲しみや怒り、後悔を感じているかもしれません。しかしそういった感情にはやがて終わりが訪れます。私はあなたに1つ断言します―自分が感じていることを言葉にすることで気持ちは楽になるし、強くなれます。」
「私はこの本が、あなたの親御さんや大切な人達がどれほど特別な存在であったかを思い出させてくれる1冊となることを願っています。そしてあなた自身も特別だということも。」
12歳で最愛の母を亡くした自身の経験を踏まえ、『Hospital by the Hill』にこのような序文を綴ったヘンリー王子。夏に妻・メーガン妃との間に女児が誕生予定で間もなく2児の父親となる王子は現在36歳、亡き母の享年に追いついた。故郷イギリスで人々が母の日を祝福した今月14日には、母の眠るノーサンプトンシャー州オルソープのお墓に献花をしたことが代理人によって明らかになっている。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年4月25日付Instagram「Today, The Duke of Sussex attends the #ANZACday service at Westminster Abbey with The Duchess of Cambridge and The Duke of Gloucester.」』『Hospital by the hill 2021年3月19日付Instagram「- The Book -」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)