『M-1グランプリ2020』で準優勝を果たしたピン芸人コンビ「おいでやすこが」(おいでやす小田・こがけん)の番組出演が激増している。「『M-1』ドリーム」だと喜ぶおいでやす小田とは対照的に、ピン芸人のコンクール『R-1ぐらんぷり』常連組の顔色は冴えない。次回の大会からは出場ルールが芸歴10年以内となり、出場資格を失った三浦マイルドやルシファー吉岡、ヒューマン中村らは沈痛な面持ちだ。
2日深夜放送のテレビ朝日系『霜降りバラエティー』では「緊急招集!! R-1おじさん芸人」として『R-1ぐらんぷり』2013年チャンピオンの三浦マイルド、2019年決勝進出の岡野陽一、決勝進出6回のヒューマン中村、決勝進出5回のルシファー吉岡が集結した。2021年大会からは出場者は芸歴10年以内にルールが変更されたため、全員出場資格がなくなってしまった。
これに『R-1』出場が「唯一の希望」だったという三浦マイルドは「今回福祉が打ち切られた」、岡野陽一も「急はダメですよね…」と意気消沈するなか、2020年12月20日開催の『M-1グランプリ』で大活躍した「おいでやすこが」が登場した。おいでやす小田はこれまでに5回決勝進出するもチャンピオンを勝ち取ることはできず、やはり次回からは『R-1』には出場資格がない。ピン芸人として同じ立場であるはずが、こがけんとの漫才で人気となった姿に、三浦マイルドは「裏切者! 『R-1』戦士違うんか、お前は」と声を荒げた。
おいでやすこががその場でネタを披露すると、MCの霜降り明星は楽しそうに笑っていたが、他のピン芸人たちはまるでお通夜のような表情を崩さない。これに小田が「帰れやお前ら、もう。なんやその感じ!」といつものハイテンションでキレると、三浦は「今まで見てきた漫才のなかで一番不愉快でしたね」と辛らつにコメントし、ルシファー吉岡も「面白いっちゃあ、面白いですけど、そんなに騒ぐほどかね」と手厳しい。
スケジュールの話題になると、