「犬が大好きだったのよ」とマーサさんは話す。
現在はビルさんが所有していた不動産の資産価値を検証中だという。マーサさんはビルさんが広大な不動産を所有していたことは知っていたが詳細は聞いておらず、ただルルがビルさんと幸せに暮らしていると思っていたそうだ。
今はルルの世話に必要な金額が毎月マーサさんに支払われているが、5億円という莫大なお金をルルに使わなければいけない使命を突然背負ったマーサさんは、全てを使い切ることなどできないと考えているそうで「まあ、頑張ってみようと思います」とコメントしている。
ビルさんの遺書で、ルルが亡くなった後のお金の行方については明かされていない。ボーダーコリーの平均寿命は13~16歳と言われており、ルルは現在8歳のため数年後にはこの問題が発生してしまう。
このニュースを見た人からは「愛犬にお金を残す気持ちは共感できるけど、犬に5億円なんてどうやって使えばいいんだ?」「ビルさんのお金なんだし、ビルさんが喜ぶように使うのが一番だよね」「大金を得るために、ルルを盗んだり殺してしまう人が現れないことを祈るよ」などの声があがっている。
ちなみにビルさんはナッシュビルの公園に設置されたネイサン・ベッドフォード・フォレスト像の所有者だが、この像の今後については遺書の中に記載はなかった。この像はアメリカ陸軍で指揮官として活躍した人物だが、かつて人種差別的な指揮を執ったことから撤去を求める声があがっており、現在は議論が進められている。死してなお多くの話題を呼ぶビルさんは、よほどの資産家だったようだ。
画像は『NewsChannel 5 Nashville 2021年2月13日付「8-year-old border collie named Lulu inherits $5 million in owner’s will」(WTVF)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)