嶋佐が実家の家族を演じた。そのなかで嫁の父親が「どうも娘がお世話になってます。屋敷君とこのコンビ頑張ってるねぇ“ロサンゼルス”」とボケる一幕があった。ニューヨークがネタを終えてから太田光は「さすがだね」と称賛しつつ、「でもニューヨークに俺、ワシントンって最初に言っちゃった」とオープニングトークでボケが被ったことを振り返った。田中が「あれはね、嫌だったと思うよ」と指摘すると太田も「あれは嫌だったな」と素直に反省しており、ニューヨークからネタの父親と似たような発想を「おもろない素人と一緒ですよ」といじられていた。
だがニューヨークもそのままでは済まなかった。番組中盤にお題から即興で考えたネタを見せる企画「爆笑問題 対 中川家 新春ムチャぶり対決」が行われると、爆笑問題が「今ひとつ息が合ってない餅つき」というお題に苦戦してグダグダになってしまい、即興が得意な中川家に惨敗したのである。やがて長時間に及ぶ番組も終盤に入っていよいよ東西のキャプテンが漫才を披露する順番となり、爆笑問題が登場する前に中川安奈アナからコメントを求められたニューヨークが「爆笑問題さんの漫才すごく楽しみなんですが、もう一回ムチャぶり即興芝居を見たいですね」、「あの息の合わない餅つきもう一回見たいな」と蒸し返すと、中川アナも「(待機している爆笑問題に)聞こえてると思います」と念を押した。
そんなやりとりの後に爆笑問題が登場すると、漫才ネタの前に太田が「さぁ、餅つきしようか」と切り出し、田中に「いいんだよやらなくて! ニューヨークが言ったことを忠実にやろうとするな!」とツッコまれた。太田はニューヨークの振りに応えることによって、偶然とはいえ「ワシントン」発言がネタばらしになったことを償おうとしたのかもしれない。
ちなみにニューヨーク嶋佐が『東西笑いの殿堂2021』生放送後にTwitterで「最高のお正月過ごさせてもらいました!」とつぶやいたとこころ、「お正月っぽくて最高でした! めちゃくちゃ大好きなネタでオチを知っていてもすごく面白かったです!! 大河ドラマに出られますように(笑)」、「お疲れ様でした!! 拝見致しておりました。大河ドラマ出演しましょう!!」と反響があり、人気ぶりがうかがわれた。嶋佐は2021年の抱負を聞かれて「今年こそ、大河ドラマ出演!」とアピールしながら、2021年に放送される大河ドラマ名を聞かれて「あれだ、ちなっちゃんみたいな…」と答え、ドラマのタイトル『青天を衝け』や渋沢栄一を題材にしていることも知らないことが発覚。爆笑問題や共演者から「それも知らずにお前!」、「勉強不足過ぎる!」とツッコまれていた。
画像2枚目は『M-1グランプリ 2020年12月12日付Instagram「#ニューヨーク の意気込み」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)