写真を家族や友人に送ったが「これは絶対に爪先だよ」という意見が大半だった。
ケイティさんはすぐにノーサンブリア警察に通報したが、話しているうちに遺体を発見してしまったかもしれないと実感し、怖くなって泣き出してしまったという。母親に電話してこのことを伝えたところ、仕事中だった母親の職場の人たちは心配して自宅に戻るように促されたそうだ。
通報を受けた警察は5分もかからずにケイティさんの自宅に到着すると、パトカーで一緒に現場へ向かった。パトカーに初めて乗ったというケイティさんは「あの時は本当にパニック状態でした。遺体であってほしくないと思っていましたが、その場合、警察の人たちの時間を無駄にしてしまっているのではないかと思うとそれも怖かったです」と当時の心境を明かした。
現場には、パトカー2台と警察官6人がすでに到着していた。警察官らに写真を見せ、ケイティさんは発見現場を説明した。その間にも巡査部長や捜査員が到着し、その度にケイティさんは写真を見せたという。
最終的にはパトカー7台と2匹の警察犬、そして大勢の警察官が集まった。
日が落ちて周囲は暗くなっていたため、ケイティさんが発見した爪先はすぐには見つからなかったという。そして約45分後、ついに警察犬が問題の爪先を見つけた。その時のことをケイティさんは次のように述べた。
「発見した物を持って巡査部長が私のところに来ました。『これはあなたが見つけた爪先ですか?』と言って私の前に差し出すと、巡査部長の手にはジャガイモが握られていたんです。あの瞬間は本当に恥ずかしかったし、ジャガイモの捜索のために警察官らの時間を無駄にしてしまったことが信じられなかったです。本当に申し訳なくて、ひたすら謝っていました。」
今回の捜査に関わったフィル・ハルマニさん(Phil Hamlani)は「ケイティさんが見せてくれた写真は、私たちも人間の爪先だと思い込んでしまいました。ジャガイモだと分かった時は、捜査員たちも笑っていましたよ。誠実に通報してくれたケイティさんの警戒心は、称賛にあたると思います」とコメントしている。
フィルさんは続けて「もし今回と同様の発見をした場合には、迷わず通報してください。捜査をして野菜と判明した場合には、警察犬のおやつになりますよ」と呼びかけた。
画像は『Yahoo News UK 2021年1月8日付「Dog walker sparks police hunt after mistaking potato for ‘human toe’」(Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)