女性お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹が、12月29日放送の『ゴッドタン 芸人マジ歌選手権』(テレビ東京系)で涙する一幕があった。阿佐ヶ谷姉妹の姉担当・渡辺江里子と妹担当・木村美穂は東京都杉並区の阿佐ヶ谷に在住して27年目になるという。今回は特に愛着のある北側エリアのことを歌ったが、番組スタッフが街の人々から聞いた阿佐ヶ谷姉妹への思いを知って渡辺江里子が目頭を押さえた。
ウッドストック・フェスティバルを思わせるヒッピー風ファッションで登場すると、「今私たちが一番大事に思っているもの」を歌にしましたと自作曲『頑張れ 北口商店街』を披露した阿佐ヶ谷姉妹。越智志帆によるソロプロジェクト・Superflyを彷彿とさせるアメリカンスタイルのロックサウンドに乗せて、「阿佐ヶ谷ノースサイド!」と北口商店街のカラオケ店やブティックなどお店の特徴を歌で紹介していった。
歌の上手さには定評がある阿佐ヶ谷姉妹だけに、よく通る声で歌詞の内容も分かりやすい。「阿佐ヶ谷ファイター」のくだりでは「ザコシ TAKIUE ウエストランド 岡野陽一 あぁ~しらき」と芸人の名前を並べてアピールした後に、一旦音楽を止めて空気を変えると渡辺江里子が「皆さん少しだけ聞いてください」と語りはじめた。
阿佐ヶ谷のみならず全国の商店街が大型商業施設やネット通販の需要が増える余波を受けて低迷しており、その上にコロナ禍で追い打ちをかけられて苦境に立たされていることを訴えて「皆さんの近くに商店街があるならば行ってみませんか」と呼びかけたのだ。そこでロックサウンドが再び鳴り響いて「商店街なめんじゃねえぞー!」「商店街レボリューション!」とシャウトするように歌い切った。
阿佐ヶ谷姉妹の歌を聴いて、審査員のみちょぱは「商店街に行ってみようと思った」と話しており、