コロナ禍で来年開催予定の東京オリンピックはどうなるかという話題になった。海外では地域によって練習が可能な期間や環境に差が出るという声に共感した松本が「特別なオリンピックだということは皆に分かってほしい」と真面目に話しつつ、「ミルクボーイとマヂカルラブリーを比べられてもな」と“漫才論争”を蒸し返した。
まさかの展開にかまいたち・濱家隆一は「比べていいじゃないですか!」と訴えて立ち上がり、松本を指差しながら「一番漫才と思ってないんじゃないですか? マヂカルラブリーを!」とツッコんだ。松本は共演者たちが「漫才論争の話題は落ち着いた」と思い込んでいたところ、ここぞとばかりに「漫才の裏切る面白さ」をトークで実践して見事に笑いを誘ったのだ。
松本人志はこのたびの番組で『M-1』を語るなか「笑いは全部が裏切り」、「逆のまた逆をいくというのが、お笑いの面白いとこやな」という表現もしており、どれも漫才に対する持論に繋がっている。
ちなみに今年も『M-1』審査員を務めた落語家の立川志らくは27日、Twitterで「漫才師じゃない落語家が漫才の審査をするのはおかしいと言いながら、芸人ですらない一般の人々がマヂカルは漫才じゃないという不思議」とつぶやいたところ、フォロワーから「ワイドナショーでの松本さんの発言で『にわか勢』はもう黙っているもんだと思ってたw」という声が寄せられた。松本は『ワイドナショー』でマヂカルラブリーのネタを「野球の消える魔球」にたとえて、「我々プロのお笑い芸人は魔球をすごいと思えるが“にわかファン”からは『ここで魔球とは卑怯だ』という声があがる。これは一生交わらない。だから我々は飯が食える」と話していた。
画像3枚目は『M-1グランプリ 2020年12月21日付Instagram「#マヂカルラブリー 優勝記者会見動画を公開」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)