『M−1グランプリ2020』(テレビ朝日系)の決勝戦が12月20日に生放送され、マヂカルラブリーが16代目チャンピオンに輝いた。通算14回目となる審査員を務めた松本人志(ダウンタウン)はファーストラウンドを勝ち抜き最終決戦に残った3組から1組を選ぶ審査について、過去の大会で自身が選んだ漫才師は「あまり優勝してない」と話していたが、今回は優勝が決定した後で「今でも正直悩んでる」というほど熾烈な戦いだった。
8回目の審査員を務めた上沼恵美子は、最終決戦を前に1組を選ばなければならない重圧を「これがね、嫌ですよね」と思い出し「私は去年はミルクボーイに入れた。皆さんミルクボーイで松本さんだけが違いましたよね」と蒸し返して笑いを誘った。
松本人志が苦笑しつつ「僕が選んだ人って結局、あまり優勝してないんですけどね」と口にしたところ、司会の今田耕司は「そういうジンクスもありますけど、本当にちょっとしたことですもんね」とフォローして審査の難しさを代弁した。松本は2016年から3年連続で「和牛」に投票するも優勝せず、そのようなジンクスが囁かれているのだ。
今回の最終決戦でネタを披露した3組に対する審査員の投票結果は、オール巨人「見取り図」、サンドウィッチマン・富澤たけし「マヂカルラブリー」、ナイツ・塙宣之「見取り図」、立川志らく「マヂカルラブリー」、中川家・礼二「マヂカルラブリー」、松本人志「おいでやすこが」、上沼恵美子「おいでやすこが」となった。
7人中3票を得てマヂカルラブリーの優勝が決定すると、エンディングで感想を求められた上沼は「(これまでの大会で)僅差って初めて。もうしんどい、頭痛いわ、首回らへん」と辛そうに答えており、