欧米では毎年サンクスギビングデー(感謝祭)の翌日からクリスマスまでの間、サンタクロースのお手伝いをする小さな妖精エルフが現れるという「棚の上のエルフ(Elf on the Shelf)」と呼ばれる伝統がある。エルフは子ども達が良い子にしているかを見守り、毎晩子ども達が寝ている間に北極点へ帰ってサンタに報告する。サンタはこの報告でプレゼントを配るかどうか決めるというものだ。エルフは子どもが起きている間は動かないという決まりがあるので、親は子が寝ている間にエルフを動かし、エルフが家中を動き回っているかのように仕掛けるという子ども達が大喜びのクリスマスイベントだ。しかしこのほど、エルフの身に思わぬ“悲劇”がふりかかり、目撃した5歳の子どもが泣き出してしまう事態に発展した。仕掛け人となった母親には非難の声が殺到している。『Metro』などが伝えた。
英ノーフォークのキングズ・リンに暮らすシングルマザーのターニャ・リーさん(Tanya Lee、30)も、多くの親と同じように「棚の上のエルフ(Elf on the Shelf)」の伝統に倣い、息子オスカー君(Oscar、5)が眠っている間にエルフの人形を移動させる一人だ。毎朝エルフがどこにいるか家中を探しに行くというオスカー君はある朝、キッチンで悲劇に見舞われたエルフの姿を発見してしまった。
キッチンには食べ終わったチキンの骨で作られたエルフの“がい骨”と、あたりにはケチャップ製の“赤い血”が点々と飛び散っていた。すぐ隣にはクリスマスの時期にはお馴染みとなった緑のモンスター「グリンチ」が、血(ケチャップ)の付いたナイフとフォークを持ってニヤリと笑っており、その近くでは別のエルフが恐怖で顔を覆っている。
エルフがグリンチに食べられてしまったかのような恐ろしいシーンを目撃してしまったオスカー君はショックを受け、