「“今日”という日は、昨日あなたがものすごく悩んでいた“明日”です。」
「どうか諦めないでください。」
「闘い続けてください。」
とエールを送った。
アンソニーは2018年にロサンゼルスで開催された「LEAP conference」の席で、昔は職場である劇場でも常に二日酔い状態であったこと、その泥酔ぶりは共演者からも煙たがられるほどであったことなどを告白しており、そんな自身を変えるきっかけとなったのは1975年に出席した「AA(アルコホーリクス・アノニマス)」(アルコール依存症者が匿名で参加するミーティング)で出会った女性からの「神様を信じてみたら?」という一言だったことを明かしていた。
自身の人生を大きく変えるきっかけとなったその日から今日までの45年間を、神の存在に支えられ勇気付けられながら過ごしてきたというアンソニー。2020年終盤に公開した動画の最後は笑顔で、
「どうかよいお年を。」
「(来年は)最高の一年になりますよ。」
とポジティブなメッセージで締めくくっている。
このたびのアンソニーによる動画は、女優のサルマ・ハエックやリー・トンプソンが「美しいメッセージ」と称賛、パトリシア・ヒートンも「もっと聞いていたい」とコメントしており、他にも多数のセレブが禁酒45年達成や83歳の誕生日に祝福の言葉を寄せている。
「“今日”という日は、昨日ものすごく悩んでいた“明日”」「どうか諦めないで」―アンソニーからのメッセージは、アルコール依存に苦しむ人だけでなく、明日に希望を見い出せずにいる人々にとっても一筋の光となって心を照らしてくれたことだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)