名優アンソニー・ホプキンスが31日、83歳の誕生日を迎えた。その2日前には自身のSNSに投稿した動画の中で、アルコールを断ち切って45年が経ったことを報告。そして暗いニュースが続いた2020年を振り返りながら「“今日”という日は、昨日あなたがものすごく悩んでいた“明日”です」「どうか諦めないでください」と若者にエールを送った。
名作スリラー映画『羊たちの沈黙』(1991年公開)で殺人鬼ハンニバル・レクター博士を演じた、ウェールズ出身の俳優アンソニー・ホプキンス。映画公開当時は53歳だったアンソニーが、31日に83歳の誕生日を迎えた。誕生日の2日前には自身のSNSを更新し約1分間におよぶ動画を公開したアンソニー、世界がパンデミックという未曾有の事態に直面した一年を振り返りながら、12月29日が自身にとって大変特別な日であることを次のように明かした。
「皆さん、もうすぐ新しい年を迎えますね。今年は実に多くの人々にとって、苦悩や悲しみに満ちた大変辛い一年となりました。」
「45年前のこの日、私はそれまでの自分の行いに対し警鐘が鳴ったことに気付かされました。当時、私の人生は最悪の方向に向かっていました。」
「酒の飲み過ぎで命を落としかけていたのです。」
アンソニーはアルコール依存症に苦しんでいた過去をそう告白するとともに、「死」ではなく「生」を選びアルコールを断ち切ることを決意したその日から45年が経過したことを動画の中で明かすのだった。そして「調子の悪い日」や「心配を抱えた日」もあったが、今までの自身の人生は「概ね素晴らしいものである」と視聴者に胸を張って伝えた。
アンソニーはさらに若い世代に向けて、