わずか4歳でがんと闘う男児のために、消防士たちが立ち上がりサプライズでエールを送った。病室のある5階まで消防車のはしごを伸ばし、窓の外から手書きのメッセージや男児が好きなキャラクターに扮して励ましたのだ。この計画で息子の笑顔を見ることができた父親は、涙ながらに感謝しているという。『InspireMore.com』などが伝えている。
米バージニア州ポーツマス市で消防士として働くレヴィン・ターナーさん(Levin Turner)はこれまでの14年間、人命救助に全力を尽くしてきた。そんな父の背中を見てきた息子のノーラン君(Nolan Turner、4)の将来の夢は、父親のような立派な消防士になることだった。
しかし昨年9月、ノーラン君はがんの一種である悪性リンパ腫の診断を受けてしまった。以来、ノーラン君の闘病生活が始まり、隣町のノーフォーク市にある小児病院「King’s Daughters」で入退院を繰り返した。
入院生活中に新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、ロックダウン中は両親しか面会することができなかった。他の人にも会えず、辛い治療ばかり続くノーラン君はすっかり気が滅入っていた。そこでレヴィンさんの同僚たちがノーラン君を元気づけるために立ち上がった。
レヴィンさんが所属する消防署と病院のあるノーフォーク市の消防署が協力し、ノーラン君のいる5階の病室まで消防車のはしごを伸ばし、窓越しにエールを送ることにしたのだ。消防士らは手書きの応援メッセージを書き、