オーディションの話題に触れ「10回落ちた」と明かしている。さらに16歳の時には、ある監督から本名の「志尊淳」を「芸名だったらクソ生意気だよな」と言われ芸能界が怖くなり「俳優をやめたい」と思ったこともあるという。
天才子役と言われた女優の芦田愛菜でさえ、今年8月の加藤浩次とのインタビュー対談の際「オーディションに落ちたことある?」と聞かれて「あります! 落ちて悔しくて泣いたこともあります」と明かしていた。
また人気俳優の横浜流星は昨年8月23日放送のNHK『あさイチ』で、2014年2月から1年間放送された『烈車戦隊トッキュウジャー』に出演した後、戦隊ものの大袈裟な演技が抜けきらなかったこともあってオーディションに落ち続け「半年間くらい仕事がなかった」と吐露している。
他にもムロツヨシや向井理など、人気俳優がかつてはオーディションに落ち続けた不遇な時代があったことで知られる。ドラマや映画、CMと大活躍の売れっ子女優・吉岡里帆は、地元の京都から夜行バスに乗って東京までオーディションを受けに通った時期があり、当時はほとんど受からなかったという。
女優の貫地谷しほりは、2012年9月21日放送の『笑っていいとも!』(フジテレビ)のテレフォンショッキングに登場した際に、中2の頃に地下鉄の駅でスカウトされて今の事務所に入り、高校に通いながらオーディションを受け続けた当時を振り返るなか「50くらいは絶対受けてますね」と落ちた回数に触れてタモリを「よくめげなかったね」と驚かせていた。
夏菜は21歳頃に受けた映画『GANTZ』(2011年公開)のオーディションに合格して、その映画で演じた裸で転送されてくるシーンが注目を集めて女優としての仕事が増えはじめた。しかしそんな夏菜も2013年9月5日放送の『はなまるマーケット』(TBS)で、芸能界に入ってから100本以上のオーディションに落ちた経験があると話しており、やはり相当な下積み時代があったようだ。
北川景子や俳優の城田優も100回ほどオーディションを受けて落ちた経験があるという。さらに松岡茉優などは2017年7月3日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ)にゲスト出演した際、8歳でスカウトされ13歳で子供向けバラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京)の日替わり女子アシスタント・おはガールとして芸能界デビューしたものの、実は「おはガールの前にオーディションを100~200受けて全部落ちた」と子役時代を振り返っていた。
ちなみに映画『十二単衣を着た悪魔』で倫子役を演じる伊藤沙莉は、NHK総合で4月期に放送されたよるドラ『いいね!光源氏くん』でヒロインのOL・藤原沙織役を務めて話題になった。
子役として芸能界デビューした伊藤沙莉は、2017年10月27日配信の『文春オンライン』に掲載されたインタビューで、3歳から通ったダンススクール時代にノリで受けた子役オーディションに合格したと話している。だが2005年放送の連続ドラマ『女王の教室』(日本テレビ)などに出演していた頃、小6から中学時代のあだ名は「売れない子役」だったという。それでも学校で誰からも相手にされないよりは「あ、売れない子役だ」とからかってくれた方が気楽だと割り切っていたそうだ。オーディションに落ち続けたわけではないが、そのような時期を乗り越えて苦労したから今の活躍があるのかもしれない。
画像1、7枚目は『映画『十二単衣を着た悪魔』公式 2020年9月7日付Instagram「#十二単衣を着た悪魔 #11月6日公開 #伊藤健太郎」、2020年10月20日付Instagram「#十二単衣を着た悪魔 #完成披露会見」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)