スーさんは地元のFacebookグループ「Earley Residents Discussion Group」にオリジナルと出来上がったケーキの2つの写真を並べて投稿し「消費者相談窓口にあたる取引基準局(Trading Standards)に訴えるべき?」とコメントした。
スーさんは「あまりにも酷すぎてショックと怒りを覚えました。あのケーキに50ポンドの価値なんてありませんよ。娘の夫の名前であるグラハム(Graham)の“G”は大文字になっておらず、とてもプロが作ったとは思えないものだったのですから」と語ると、こう続けた。
「Facebookの投稿を見た数人から、『私も同じ被害に遭った』という訴えがありました。そこでエマさんのFacebookに苦情を申し立てたところ、ブロックされたのです。全く信じられませんよ。」
その後、英メディア『Berkshire Live』がエマさんに連絡を取ったところ、彼女のFacebookページ自体が削除されてしまったという。ただその後、エマさんはサムさんが最初に支払った25ポンド(約3400円)のうち15ポンド(約2000円)を返金してきたそうだ。
スーさんは「今となっては笑い話だけど、こんな子供だましのケーキを作ってお金を儲ける人がいるってことをみなさんに知ってもらいたいと思います」と注意喚起し、「彼女のことは取引基準局に訴えるつもりです」と明かした。
しかしながら嬉しいニュースも届いている。17日夜のこと、サムさんの家にグラハムさんの釣り仲間がやってきて、オリジナルの写真に負けない素敵な魚釣りのケーキをサプライズでプレゼントしてくれたそうだ。スーさんは地元のFacebookにこのケーキの写真を掲載し、「本当にありがとう。私たちは最高に幸せよ」とコメントしている。
グラハムさんにとっては、良くも悪くも特別な30歳の誕生日であったことは間違いないようだ。
画像は『Mirror 2020年10月17日付「Woman ‘distraught’ after receiving £50 birthday cake ‘made by a child’」(Image: Sue Faulkner)(Image: BiPM MEDIA)』『Sue Faulkner 2020年10月17日付Facebook「Just to say a big thank you to AJ Wakeford & Jon Niker」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)