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writer : ac

【海外発!Breaking News】6歳で蚊が媒介する感染症に 27歳男性「脚が肥大化し学校もやめた」(カンボジア)

ボンさんは27歳にして初めて医師の診察を受けることができたのだ。

医師によると、ボンさんが感染したのはリンパ系フィラリア症で、蚊に刺された時に線虫(フィラリア)の幼虫が体内に侵入した可能性が高いという。幼虫はその後リンパ系に移動し、成虫となって寄生。成虫は何千匹もの小幼虫を産み、これが血液中を循環して免疫機能を悪化させる。そしてこの状態が長く続くと、ボンさんのように皮膚が象の皮のように厚く硬くなる象皮病やリンパ浮腫を起こすそうだ。

ボンさんは医師に処方してもらった薬を飲んでいるが、「肥大した脚の治療法は今のところない」と言われている。それでも「脚を治すことはできなくても、寄付してもらったお金で薬が買えるし、生活の足しにもなる。私のことを助けてくれた人には本当に感謝しているよ」と語っている。

なおWHOは2000年に「世界ではリンパ系フィラリア症に1億2000万人以上が感染し、そのうちの4000万人の外観に何らかの変形が見られた」と発表し、「2020年までに世界からリンパ系フィラリア症をなくすこと」を目標に制圧プログラムをスタートした。現在の感染者数は明らかになっていないものの、世界53か国で集団予防投薬や大規模な蚊の駆除が進行中だ。このプログラムが成功し、ボンさんのように重症化するケースがなくなることを祈るばかりだ。

画像は『The Sun 2020年10月8日付「LIFE OF AGONY Mosquito bites leaves man, 27, with leg ‘looking like a pig’ after he left it untreated for 21 years」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

最近になってやっと医師の診察を受けたボンさん(画像は『The Sun 2020年10月8日付「LIFE OF AGONY Mosquito bites leaves man, 27, with leg ‘looking like a pig’ after he left it untreated for 21 years」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット)

20年以上も病気で苦しみ続けてきたボンさん(画像は『The Sun 2020年10月8日付「LIFE OF AGONY Mosquito bites leaves man, 27, with leg ‘looking like a pig’ after he left it untreated for 21 years」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット)

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