田中が言うように仕事の質の変化についていけない場面も出てきているようだ。一方で売れ始めた以上、これからは仕事のステージも上がり番組スタッフの要求もより厳しくなるだろうが、途中で放り出したりはできない。「2人は“終わりのないマラソン”をスタートしてしまった」「これからしんどいことがずっと続く」と、田中の言葉には長く売れ続けている芸人だからこその重みが感じられる。
だが阿佐ヶ谷姉妹は、長い長い下積みを経てやっと先頭集団が見える位置にやってきた。所属事務所の大先輩である大竹まことのラジオ番組で毎週共演し、『ヒルナンデス!』ではMCの南原清隆(ウッチャンナンチャン)から「どう? 阿佐ヶ谷姉妹」と話を振られる。このことに“姉”の渡辺江里子は「今が夢のようだ」と感無量になり、思わず号泣してしまった。すると「嬉しいけど、怖いよね」と『ゴッドタン』のMC・矢作兼(おぎやはぎ)が優しく声をかけた。
阿佐ヶ谷姉妹は果たして、生き馬の目を抜くこの芸能界で生き残ることができるのか。田中によるとそれは十分に可能で「“ザ・おばさんキャラ”がお茶の間と非常にフィットしている」と芸人の実力を持ったおばさんはずっと芸能界で活躍できると断言した。おばさん代表として視聴者の共感を得られ続ければ「朝の帯番組も見えてくる」との予想に、えっと驚いた表情を浮かべた渡辺がまた号泣。あまりにも有難いことだとして、田中に対する感謝の涙だった。さらに矢作が「おばさん界の華大さんに」と付け加えると「ありがとうございます」と渡辺は涙が止まらない。そんな彼女に「(阿佐ヶ谷姉妹は)このまま続けているだけでいいんです」と田中は穏やかに語りかけていた。
画像は『阿佐ヶ谷姉妹 ワタナベエリコ 2020年8月25日付Twitter「8/26(水)「ヒルナンデス」にて、阿佐ヶ谷姉妹の癒し旅 in栃木の後編が方法予定でございます~」』『otona MUSE(オトナミューズ) 2020年9月16日付Twitter「【9/23オンエア情報】情報バラエティー番組「ヒルナンデス!」とオトナミューズがコラボします」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)