中国の犬肉処理施設から3年前に救出されたダルメシアンの“エマ・ルー(Emma Roo、3)”が今年、アメリカにわたり第2の人生をスタートした。エマは生後間もなく足を切断されていたが、新しい飼い主のもとで“生きる楽しさ”を認識し、様々な挑戦をしているようだ。『Mirror』などが伝えた。
中国・陝西省西安市の犬肉処理施設から2017年、ダルメシアンのメス犬“エマ・ルー”がレスキュー団体により救出された。当時生後約8週だったエマの2本の前足は切断されており、尻尾の一部と両耳の先がなく、足指には先天性の奇形があった。
『LADbible』によると、中国で取引される犬肉の多くは野良犬や盗まれたり捨てられたりした犬で、犬肉処理施設に持ち込まれると麻酔なしで足を切断されるという。こうすることで「アドレナリンが分泌され、肉が柔らかくなる」と信じられているためで、エマも生後間もなく足を切断され、身体の一部が傷つけられていた。
すんでのところで屠殺を免れたエマはその後、北京の動物病院で手当てを受け、地元の一家にもらわれていった。しかしその2年後に動物病院に戻されてしまい、米フロリダ州の非営利団体「ダルメシアン・レスキュー」が引き取った。こうして今年1月28日にアメリカ入りをしたエマは、自分の人生を変えてくれる飼い主ミーシャ・ラッククリフ・ハントさん(Misha Rackcliff Hunt)に出会った。今年4月のことだった。
「オンラインでエマに一目惚れした」というサウスカロライナ州チャールストンに住むミーシャさんは、