アメリカで卒業式は5月から6月にかけて行われるが、今年は式典が中止になってしまった卒業生が多数いる。そんな彼らを励まし、この状況下でも卒業したことを称えようとオンライン仮想卒業式『Dear Class of 2020』が現地時間7日に開催され、様々な著名人らが参加し愛のこもったメッセージを届けた。
オンライン仮想卒業式『Dear Class of 2020』にはビヨンセ(38)、BTS(防弾少年団)、テイラー・スウィフト(30)をはじめとする若者に絶大な影響力を持つアーティストやバラク・オバマ元大統領夫妻などが参加し、スピーチを届けた。
ビヨンセは人種差別に反対するデモが行われるきっかけとなったジョージ・フロイドさんの事件について触れ、約9分間にわたって熱弁した。
「2020年卒業生の皆さん、卒業おめでとう。あなた達はパンデミック、人種差別、そして世界中が武器も持っていなかった黒人男性が殺害されたことへの怒りをあらわにしている中、今日という日を迎えました。そんな中でもあなた達は卒業を成し遂げたのです。また、みなさんが集合して黒人の命は大切だと世界中に呼びかけてくれていることを誇りに思います。」
スピーチの中でビヨンセは「黒人女性に居場所なんてなかった」と自身が音楽業界で受けた黒人差別や女性差別の苦悩も明かしたが、