同機を操縦するパイロットのジョン・エマーソンさんだ。2017年12月にデトロイトからオクラホマシティに向かうスカイウェスト航空の機内で、離陸前になぜかコックピットから出てきて機内アナウンスを始めたエマーソンさん。途中から同機に搭乗していた恋人のCAについて紹介し始め、指輪が入った箱をポケットから出して「僕と結婚してください」とプロポーズした。答えはもちろん「イエス」であり、機内は大いに盛り上がった。2人がともに働く機内でのプロポーズはまさにふさわしい場所だ。
一方、上空でロマンチックなプロポーズをするはずが一転ほろ苦い思い出になってしまったのは、米カリフォルニア州リードリーで2017年2月にプロポーズしたダレル・ハミルトン・ジュニアさんだ。恋人のリアナ・フェイさんとヘリコプターに乗り込んだダレルさんの計画は、地上に用意しておいたリアナさんへのメッセージを上空から見てプロポーズするというもの。しかし、旋回するヘリコプターにより、ダレルさんはひどく乗り物酔いしてしまったのだ。吐き気を我慢して地上にカメラを向けているリアナさんの肩を素早く叩き、慌てて箱に入った指輪を見せ「結婚してくれる?」となんとか言い終わった瞬間、ダレルさんは嘔吐した。
リアナさんは指輪を受け取り、苦しそうに前かがみになっているダレルさんを覗き込んだり、背中に手を当てたりしているが、プロポーズへの答えは「イエス」であり、ダレルさんはリアナさんの左手薬指に指輪をはめた。ロマンチックとは言えないプロポーズだったかもしれないが、忘れられない空の旅になったことは間違いないだろう。
画像は『Daily Mail Online 2016年8月5日付「Couple marry at 35,000 feet after boyfriend’s mid-flight proposal turns into a surprise WEDDING(and he even has a dress ready)」』『10News WTSP 2017年12月28日付「Love in the air: Pilot goes from flight plan to life plan with marriage proposal」(Video courtesy Lauren Gibbs)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)