生涯をともにしたいと願う相手に結婚を申し込むプロポーズ。これを思い出に残る素晴らしいものにしようと、2人にふさわしい場所を選んだり、趣向を凝らしてアイデアを練る人もいるだろう。夫婦の数だけプロポーズが存在するが、なかでも珍しい上空でのプロポーズ3件を紹介しよう。
まずは2016年に旅客機のなかでプロポーズをしたウィーン在住のユルゲンさん。一世一代のプロポーズのためにユルゲンさんの準備は用意周到で、オーストリア航空に直談判して承諾を得ると、恋人のナタリーさんとその同僚に旅行に出かけるように勧めた。もちろんこの同僚も協力者なのだが、ナタリーさんは何も知らずに同僚とギリシャのアテネへ出発した。
飛行機が離陸すると、いきなり聖歌隊のコーラスがブルーノ・マーズの『Marry You』を歌い出し、ナタリーさんは驚いた。続けてタキシードを着たユルゲンさんが現れたのだからナタリーさんは仰天したことだろう。ひざまずいて指輪を差し出すユルゲンさんから「結婚してほしい」とプロポーズされて、ナタリーさんが「イエス!」と即答すると、今度は結婚式を開催することに。ナタリーさんは乗務員に手伝ってもらい、ウエディングドレスに着替えて美しい花嫁に早変わり。実は機内の搭乗客のほとんどがこのサプライズ・プロポーズの仕掛け人だったのだ。
狭い通路がヴァージンロードとなり、乗客や乗務員が見守るなか無事にセレモニーを終えた2人。ナタリーさんは後にFacebookで「搭乗する時は同僚とのホリデーだとてっきり思っていたのに、アテネに着いたら人妻になっていました! 今回、協力してくれた航空会社と全ての人に感謝します」と綴っている。
他にも旅客機内でプロポーズしたのは、