サビーナについて次のように綴られていた。
「幸いにもサビーナや男性も無事でした。男性はレスキュー隊によって檻の外へと出されました。しかしこれは、非常に恐ろしい悲劇となっていたかもしれないのです。あの檻にはサビーナの他にもう1頭クマがいました。運よくこのクマはその場にいませんでしたが、もし2頭がその場にいたら男性は重傷だったことでしょう。」
「しかし私達にとって最悪なことは『人に怪我をさせた動物は射殺されてしまう』ということです。鎮静剤はすぐ効かないため、すかさずその場で殺されてしまうのです。」
「一部の人はSNSで“見栄えの良い”写真を撮って自慢したいために、動物に勝手に餌を与えたり触ったりというリスクを冒します。」
「私達は毎日2頭が快適に暮らせるように管理をしながら世話をしています。しかし“見栄えの良い”写真や動画を取りたいだけの人、そして単純なルールを破る人、それはあなたにとって本当に価値のあることでしょうか。忘れないでください。誰もが責任を持って行動しなければならないことを。」
「一歩間違っていたらサビーナともう1頭のクマは今、私達の目の前にいなかったかもしれません。これは私達が最も恐れていることです。」
ちなみに同動物園ではサビーナが高齢であることと今回のことを教訓として、もう1頭のクマと共に24時間保護体制が敷かれているエリアに移動して飼育するとのことだ。檻に入った男は当時酔っていたと主張しているが、同動物園は男に対して法的措置を取る意向であることを発表している。
画像は『The Sun 2020年5月22日付「ZOO IDIOT Drunk man tries to DROWN bear in front of horrified families after breaking into its zoo enclosure in Poland」(Credit: Golders)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)