フランス南西部にあるパルミール動物園(Zoo de la Palmyre)で、来園客がシロサイの背中に自分たちの名前を大きく書いていたことが分かった。このシロサイの写真はSNSで拡散し、犯人だけでなくサイを管理する動物園に対しても非難の声が殺到しているようだ。
ポワトゥー・シャラント地方にあるパルミール動物園で今月21日、35歳のメスのシロサイ‟ノエル”の背中に来園客が爪を立て、‟Camille(カミール)” と “Julien(ジュリアン)”の名前を刻みつけていたことが判明した。同動物園はサイを近くで観察できるだけでなく、サイとの触れ合いができることでも知られており、来園客のマナーが改めて問われる形となった。
このノエルの写真はSNSで拡散し、「動物園やサーカスは虐待でしかない。いますぐ動物を解放すべき」「動物を見世物にするのは止めるべき」「そもそも動物に触ることができるということ自体が虐待なのでは」「これをやった犯人らは罰を受けるべき」「低能過ぎる」「何故こんなことをするのか、理解に苦しむ」「サイが痩せすぎているのでは? 動物園がきちんと飼育しているのか気になる」などのコメントが多数寄せられた。
これを受けて同動物園では、Facebookに「非常に愚かで、リスペクトが全くない来園客の行動には激しい怒りを覚える」と声明を発表した。また動物園長のピエール・カイエ氏(Pierre Caille)は、