世界中の人々が新型コロナウイルスの感染から身を守るため自宅で過ごすことを余儀なくされているが、このほどイギリスで一人暮らしをしていた男性が自宅で自己隔離を続けた末に孤独に耐えられず、自殺してしまった。家族の話では男性は双極性障害に苦しんでいたという。『Metro』『New York Post』などが伝えている。
先月27日、イギリスのクロークホーンに住むダニエル・ファーニスさん(Daniel Furniss、34)が、自宅で亡くなっているところを警察が発見した。一人暮らしをしているダニエルさんと連絡が取れないことを心配した家族が警察に連絡を入れたようだが、時すでに遅く彼は自らの命を絶ってしまった。
ダニエルさんは糖尿病を患っていたことから、新型コロナウイルスに感染した場合に致命的な状態になる懸念から自宅で自己隔離していたようだ。またダニエルさんは10代の頃から双極性障害に苦しんでおり、精神的な問題から仕事に就くこともできない状態だった。
そのためダニエルさんの妹チェルシー・ファーニスさん(Chelsea Furniss、28)は、ダニエルさんが精神的問題により一人でいる孤独感に耐えきれず自殺してしまったのだろうと明かしている。それを裏付けるようにダニエルさんは死の前日、Facebookに「精神的問題を抱えている人達にとって(政府の)ガイダンスは十分ではない」と投稿していたことが分かった。
チェルシーさんはダニエルさんについて次のように語った。