日本の企業では終身雇用制度の維持が難しくなってきており、会社のために長年尽くしてきたとしても突然解雇を言い渡されるケースもあるというが、海外ではもっとシビアなようだ。このほどイギリスで、長年スーパーに勤務していた男性が万引き犯を追いかけたことで解雇され、それを苦にして自殺してしまった。『Metro』『The Sun』などが伝えている。
英ブラックプールで大手スーパーマーケット「テスコ」に17年間勤務していたショーン・ウィンスタンリーさん(Shaun Winstanley、49)が、店側から解雇された後に自ら命を絶ってしまった。
ショーンさんは優良従業員として表彰されたこともあり、ショーンさん自身もテスコに尽くしてきたようだ。ところがハイフィールド通りにあるテスコに勤務していた昨年5月頃、店に突然強盗がやってきてショーンさんは銃を向けられたという。
撃たれはしなかったもののショーンさんのショックは大きく精神的にも不安定になり、テスコ側から提供されたカウンセリングを5回ほど受けた。しかしその後、普段は自ら休みを取ることをしなかった彼が3回ほど無断欠勤したために処分を受けることもあった。
そしてショーンさんは別の店舗に移ったが、その店で今年1月2日に万引き犯を目撃し追いかけようとした。するとこの行動に、