卵の中から音が聞こえるようになるまでブラジャーの中で卵を温め続けた。そしてプラスチックケースやビニール袋、ランプなどを使って孵化用の箱を製作し、孵化の兆候が表れたのを境に卵を箱に移動した。
そして次の日のこと、音は聞こえるものの一向に孵化しないことを心配したベッツィーさんは、獣医からアドバイスを受けて少しだけ割れた殻を剥いてあげた。傷つけないよう、呼吸ができているか確認しながら作業した。
こうしてやっとのことで誕生したヒナはオスで、その後数日は弱々しくほとんど動かなかったが、キッチンペーパーに水を浸して与え続けると、突然歩き出してベッツィーさんを驚かせた。
元気になったヒナはベッツィーさんの後追いをし、姿が見えないと鳴いてベッツィーさんを探し、ベッツィーさんと一緒に昼寝をした。ただ、大きくなった鴨を家で飼うことは難しいと判断したベッツィーさんは、近くの農家にこの鴨を引き取ってもらい、母親の役目を終えたのだった。
鴨は広い敷地でのびのびと暮らしているとのことで、ベッツィーさんは「卵の孵化に成功したことには本当に驚いているの。クレイジーな経験だったわ」と明かしている。
このニュースには「すごいね!」「卵と一緒に寝るなんて、よく割れなかったね」「35日もブラジャーの中にいれていたなんて、私には考えられないわ」「鴨の巣が荒らされているのを見たことがある。子供の仕業だったわ。命の大切さを教えてあげないとね」「犬に襲われて孤児になった赤ちゃんリスを育てたことがある。僕も必死だったけど、その時のことを思い出したよ」といったコメントがあがっている。
画像は『Bored Panda 2020年4月20日付「Kids Destroy Duck’s Nest, Woman Saves Cracked Egg By Carrying It In Her Bra For 35 Days」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)