海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】新型肺炎患者に「わずか5日」で移植された肺、ドナーは拘束中のウイグル人か?(中国)

200万人中1人という割合とのことだ。そして移植手術を必要とする患者は毎年150万人で、臓器移植が受けられるのはこのうち1万人未満だという。

また主に中国の人権に関する情報を伝えるウェブサイト『Bitter Winter』では、「世界では通常、移植を希望して片方の肺だけでも適合するドナーが現れるまで何年もかかる場合があります。しかし今回、中国では完全に患者に適合する左右両方の肺が、たった数日で見つかった」と報じており、この肺移植手術を受けた男性は異例の速さでドナーが見つかったことを指摘している。

ウェールマン氏は、中国政府が毎年1万人が移植手術を受けているという報告に対して、実際に病院のデータによるとその件数は6万~10万人ほどにのぼると主張している。さらに同氏の調べによると、中国当局は拘束しているウイグル人から強制的に血液サンプルを収集することを義務付けているとのことだ。

中国で強制収容施設に拘束されているウイグル人からの強制臓器採取の問題は、今に始まったことではないようだ。昨年9月には中国の臓器採取について調査を行っている団体「The China Tribunal」が、中国政府がイスラム教徒のウイグル人などから心臓、腎臓、肺、皮膚を移植用に採取していると国連人権理事会(United Nations Human Rights Council)の会議の場で訴えていた。

ちなみに同団体は自らを「独立した、国際人の法廷」と定めており、世界中から集まった医療専門家、弁護士、学者といったメンバーで構成されている。

またメンバーで弁護士のハミッド・サビ氏(Hamid Sabi)は、国際連合(United Nations)の代表者に対して臓器採取について確固たる証拠を持っていると伝えたそうだ。

画像は『The Sun 2020年3月11日付「‘KILLED ON DEMAND’ Fears China is ‘executing muslim prisoners and harvesting their organs to treat coronavirus patients’」(Credit: AP:Associated Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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