こう続けた。
「ボディコンディショニング(身体を作り、調整をしていくこと)ができなくなった時の影響は計り知れない。もし五輪に向けて最後のトレーニングを行っている選手たちがCOVID-19に感染したら、コンディションを保つことができずに苦しむことは目に見えており、同情するよ。五輪開催間際に感染したものなら、それは最悪だね。」
「選手たちは五輪が開催されるかどうかわからない状態でトレーニングを続け、必要のないリスクにさらされる。もしCOVID-19に感染したとしても、ゆっくり休養もしないままトレーニングを再開するだろうね。身体はかなりのダメージを受けてしまい、回復にも時間がかかるだろう。」
「みんな、身体を大事にして! 健康第一だよ。COVID-19はジョークなんかじゃないんだ!」
なお国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員は23日、米紙『USA TODAY』に「2020年東京オリンピックを2021年に延期することで決定した」と語っており、今後の行方が注目されている。
ちなみに感染が最も深刻なイタリアの国立衛生研究所は、国内の死者の86%が70歳以上で、10%が60~69歳であることを明かしており、高血圧、心臓疾患、糖尿病などの持病を抱えていた人が大半であることを発表していたが、ファンデルバーグ氏は元五輪選手である。2018年に競技から引退するも、健康を維持していた31歳の男性が「最悪のウイルス」と語るほどのCOVID-19。今こそ自主隔離を徹底し、感染拡大を阻止するために一人一人が責任をもって行動する必要に迫られている。
画像は『Cameron van der Burgh 2018年12月18日付Twitter「Double World Champion」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)