新型コロナウイルスにより、中国ではウイルスから身を守るためのマスクや消毒剤などが店頭で品薄の状態が続いている。このほど中国のスーパーマーケットで残り最後の消毒剤のボトルを巡って奪い合いの末、高齢の女性と少女がナイフで刺されるという事件が発生した。『中時電子報』『Daily Star』『Daily Mail Online』などが伝えている。
今月11日の午後3時頃、中国・江蘇省揚州市宝応県にあるスーパーマーケットで17歳の少女が71歳の女性と9歳の少女をナイフで刺し、その場で身柄を拘束された。原因は店頭にあった最後の1本となる消毒剤のボトルの奪い合いだった。
中国では新型コロナウイルス感染が拡大する中、スーパーマーケットやドラッグストアなどの店頭に商品が不足している事態が続いているが、今回の事件は新型コロナウイルスが招いた悲劇とも言える。
事件当時、現場では17歳少女と9歳の少女が消毒剤を奪い合い、口論の末に激しい乱闘にまで発展したようだ。『Daily Mail Online』によると、乱闘の様子を見かねた71歳の女性が介入した時、17歳少女がナイフで彼女を切りつけ、9歳少女をも刺したという。
この現場の様子は周りにいた客が動画に撮影し、SNSに投稿され拡散された。動画には肩のあたりから大量に出血し、