およそ2年間活動し2000年5月21日にグループを卒業、芸能活動を休止した。
当初は卒業の理由を「シンガーソングライターになりたい」としていたが、2001年11月にフォークソングのカバーアルバム『FOLK SONGS』(市井紗耶香with中澤裕子)をリリースしたものの、シンガーソングライターの夢は実現しなかった。
その後は芸能界引退や結婚、出産、芸能活動再開、離婚、再婚、第4子出産と怒涛の半生を送り、2017年12月7日放送のテレビ東京系深夜バラエティ番組『じっくり聞いタロウ ~スター近況(秘)報告~』に出演した彼女はモー娘。から卒業した本当の理由を明かした。
普通の女の子に戻って恋愛もしたいし遊びたかったというのが本音で、芸能人になってから帽子やマスクで顔を隠して過ごす日々に「正直疲れちゃった」と真相を話したのである。
ところがインタビュー記事や週刊誌によって、市井紗耶香がモー娘。を辞めた理由は「母親がソロデビューやギャラについて事務所ともめたことで脱退につながった」や「事務所に無断で男性と交際していた」などという噂が流れた。
また『じっくり聞いタロウ』では、モー娘。初代リーダー中澤裕子との関係についても話しており、市井が初めて参加したシングル『サマーナイトタウン』のジャケット撮影で肩にもたれかかるポーズをしたところ、中澤からバシッとはねのけられたという。それについてもネット上で「なんで今更そんなことを話すのか」とバッシングされたものだ。
当時の市井はバラエティ番組を盛り上げようと考えてトークしたのだろう。そんな彼女は21日にTwitterで、中居正広との思い出を「私がフリーになった時、収録が不安だった私に、『市井、元気にしてたか? かあさん、元気か?』と控え室で優しく声掛けしてくださったのがとても嬉しくて、安心して収録に挑めたのを覚えています。どれだけ心強かったか」とつぶやいていた。
その中居正広が会見で話した「本当に“不仲”というものなのかもわかんないんですけど…」、「別にいいんですよ、本人たちがわかっていれば…」との言葉にシンパシーを感じた彼女が「憶測だけで書かれることもあるけれど、本人たちの気持ちが繋がっていればそれでいい」「笑い飛ばせるくらいがちょうどいい」と深く共感したようである。
画像は『Sayaka Ichii/市井紗耶香 2020年2月20日付Instagram「Hello,hello」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)